おかげさまで、2018年4月で二回目の脳出血で倒れてから24年が経過しました。
四肢マヒで車椅子の生活、その上言語障害もありコミュニケーションがままならない境遇に落胆し、人生に絶望したこともありました。その、絶望の淵から戻ってこられたのは、妻や子供たちと大勢の友人に支えられ、励まされたおかげと心より感謝しております。

復職を目指しリハビリのため入院中に、日本でウィンドウズ95パソコンが発売されるという幸運も私に味方をしてくれました。ウィンドウズパソコンとインターネットの普及が私にとって、「四肢マヒでもできるコミュニケーションの方法」について、かすかな希望の光に見えたのです。いうまでもありませんが、パソコン、インターネットを習熟するまでにいろいろ不自由なことや辛いこともありました。いま振り返ってみると、50代からの車椅子の生活でも結構楽しいことの方が多かったように思います。

その要因はいくつかあげられますが、この『車椅子の視線から』のサイトを立ち上げたことが一番大きかったのではないでしょうか!サイトを立ち上げてから、ネットの友人が増えて交流が楽しくなり、車椅子生活の私が、「不自由な自由人」と自負するまでに行動範囲が飛躍的に拡大しました。
当初一番心配していた「車椅子の生活で生きがいをどう見つけるか?」も、インターネットのささやかなボランティアをしているうちに見つけることができました。今では自分の生き方を「インターネットライフ」と自分で呼んでいる程です。

最近では、車椅子の生活をしていても、家の中にいないで、できるだけお出かけや旅行に出かけるようにしています。これは、長年介護をしてくれている妻の和さんの気分転換にもなっているよです。

2012年の暮れに脳梗塞(ラクナ)で短期入院してから、旅行やお出かけがやや減っています。しかし、金さん&和さんの「インターネットライフ」と「菜園ライフ」とを両立させながら、これからも楽しく続けて行こうと話し合っています。

介護保険制度が始まってから、訪問看護のリハビリと看護を利用してきましたが、2014年からは通所リハビリ施設も利用しています。

金さん&和さんも、年齢的には「老老介護」世代の仲間入りをしました。
人間である限り誰も老化は避けることができません。そこで、金さん&和さんのせめてもの願いである、「健やかに老いる!」を、これからのモットーにしたいと思います。

これからも、できる範囲で精一杯頑張ろうと思いますので、応援よろしくお願いします。