*バリアフリー住宅*
家正面向かい左側に設けられている なだらかなスロープ、車椅子でも楽に介助昇降出来る。
外観もしゃれたレンガで敷き詰められ素敵に見える。交差しているレンガの隙間はほとんどなく
ガタガタと振動もほとんど感じなかった。
上記のスロープを曲がり玄関口へ。確かに距離はあるが、その分傾斜は緩やかで良い。
玄関。この手の段差がほとんどない玄関構造は初めて見た。(庭との段は3cm程度)
靴を履いたまま上がりかけ「ここは玄関ですから」と言われていた人もいたぐらいだった。
靴を着脱する所、横にある棚がそのまま腰掛けて靴の着脱しても良いようになっていた。
やさしい配慮でした。
玄関を入ってすぐ左側に設けてあるスペース。(ウォークインクローゼット様)
車椅子で出入りしても車椅子がそのままで収納・数々の靴など好きなように使える。
こう言う空間があれば見た目も玄関がスッキリして良いなと思った。
玄関入って左側、右斜め前には手すり・すのこ付きの洋式トイレ・その横に昇降可能な洗面台
・脱衣場・お風呂(リフト付きの浴槽)と同じスペースに設けてある。
どこに移動しようも床がバリアフリー作りになっていた。
座位で腰を横(浴槽側)に滑らせ、リモコン操作で座ったままゆっくりと下げ肩の辺りまで
浴槽の中に浸かる事が出来る。(浴槽から上がるときは反対の手順)取り付け取り外し可能。
手すりはツルツルと滑らないように、表面がゴム仕様のようになっていた。
トイレと同じ高さのすのこを用意するだけで、直接便器に座ることなくいったん
すのこに腰掛けさせてから、横の手すりを利用して便器へと移動することが可能。
(介助者が楽に介助できる)
すのこが必要ない場合は、すのこを取り除き上げてある手すりを降ろして使用できる。
玄関上がって左側へ、お風呂・洗面脱衣所・トイレを抜けると、キッチン・リビング・和室がある。
床はすべて段差はなく車椅子でも不自由なく動けた。
台所。シンクの下(洗面所も)は車椅子でもそのまま足元が入るように
広くスペースが取ってある。
車椅子に乗ったままでは、上の棚・奥の物が取れないのが難点だと思った。
6畳の和室。さすがに車椅子ではいるのは気が引けた。
ホームエレベーター。目の不自由な人でも車椅子に座ったままでも操作できる様に、
低い位置に点字表示のボタンが備え付けてある。 緊急用電話が備え付けてある。
ただ ちょっとスペースが狭く回転が窮屈だったのが難点。
エレベーターで2階へ。エレベーターの扉開いてすぐ正面。3Fに上がる階段がある。
2階のトイレ。床は全てバリアフリー・スペースは広めだが車椅子ではちょっと狭くて
動きにくい。
2階にはこの部屋のほか、寝室・洋室と3部屋ある。とにかく木材使いにこだわった家だった。
2Fベランダ。ここの出入り口もほとんどバリアフリー。ベランダのスペースは良いが
部屋の出入り口は狭くてフットレストがぶつかったり、車輪がつかえて前に進めなかったり
困った。(別の通れる場所を使って移動した)
ベランダ出入り口のサッシの取っ手は車椅子に座っていても
手が届くようにとわざと低めに付けてある。
2階の余ったスペースの有効利用。吹き抜けの『憩いの場』らしきベンチ。
フッと気持ちが落ち着いて「お茶でも飲もうかな?」そう思う空間だった。
上記スペース吹き抜けの天井。天井が吹き抜けと言うだけで畳2畳分だがとても広く感じる。
エレベーターで3階に出ると、すぐ横がスカイルーフ。スカイルーフは良いが
『エレベーター出て左に・・・』と分かっていても狭くて窮屈だった。
階段の昇降口には、しっかりした柵が横に引き出せば良いように普段は閉まってあった。
スカイルーフ。見た目には分からないが気持ち傾斜が付けてあるそうで、
雪・雨水など流れやすくし排水設備がしてある。
利用の仕方は家主次第。気分転換にはとても良い空間で私は気に入った。