・・・ 2013年 1月~2013年12月 ・・・
3 | 初体験-鼻から入れる胃カメラ | |
2 | 脳梗塞で10日間入院-その2 | |
1 | 脳梗塞で10日間入院-その1 |
何でも体験しようと、今年から金さんのかかりつけ医になった松川内科クリニックで経鼻内視鏡検査を受けてきました。経鼻内視鏡検査とは、口からでなく鼻から胃カメラを入れて食道、胃、十二指腸などの検査をする方法です。 〔目次に戻る〕 |
○入院生活 済生会栗橋病院の301号室に入院した。脳神経外科である。 10年ほど前に帯状疱疹で皮膚科に入院したことがあるので、この病院には二回目の入院である。 部屋は4人部屋でナースステーションから近い。(後でわかったが、3階病棟は、脳外科、神経内科、小児科の混合病棟だった。) 今回は体調が悪いので、11月27日(火)に脳神経外科を受診してCT検査をし、翌日の28日は、MRIの検査と診察(T女性医師)で脳梗塞(ラクナ梗塞)とわかり即入院が決まった。そのため、入院に必要なものをこれから妻がそろえなければならない。一階の医事課の入院受付で「入院のしおり」をもらい説明をきいている妻が、次の必要なものをそろえる。(①家から持ってくるもの②病院の売店で購入するもの③病院の外の店で購入するもの) 妻が家に必要なものを取りに帰っている間に、午後6時の夕食の時間になった。 「金子さん食事に行きましょう!」と、看護師が車椅子に乗せて食事をするナースステーションに近い談話室に連れて行ってくれた。 談話室にはテーブルが幾つか置いてあり、テレビと飲料の自動販売機も置いてあった。 ここの面会時間は正午から午後8時なので、昼食と夕食の時は談話室にも面会者が何人かいたが、患者が食事をする間はじゃまにならないようにしている。 入院中の食事は、主治医の指示で患者の症状にあったものが出される。 これもまた後でわかったが、ここでは、朝食時に翌日の朝食と夕食のメニューが選べる(特に理由のない限りという前提がついているため自分は例外で残念ながら選べなかった。) 自分の食事のおかずとお茶は、すべてとろみが付いていた。これは主治医が嚥下障害のある自分を見ているための指示らしい。しかし、とろみが濃すぎて逆に飲み込みにくいときもあった。出された食事は、できるだけ完食するようにつとめた。 食後は看護師が渡してくれる薬を飲み、妻が用意した電動歯ブラシで歯を磨いた。 談話室で食事をする全員の食事が済むと、看護師が自分を病室に送ってくれた。 ○ 看護師 この病院の看護師の勤務体制は2交代制である。(8時30分、16時30分)なお、3階の病棟には男性の看護師も何人か勤務していた。 ○ 面会 面会時間は、正午から午後8時までである。 自分の10日間の入院中には、妻は毎日様子を見に来たが、3人の子供たちは1回ずつ見舞いに来ただけである。 ○ テレビ・ラジオなど テレビは有料のICカードを入れて使うものが各ベッド毎に備えてあった。自分はベッドから車椅子への移動も不自由だったので、テレビは見なかった。4日ぐらい経って点滴が終わると携帯ラジオを持ってきてもらった。
○ 治療 ・11月28日(水)の入院初日から病室のベッドで点滴が始まる。 (午前30分午後30分の2回に分け実施 12月1日まで) ・脳神経外科の医師が(3~4名で)毎朝(土日を除く)病室に来て様子を聞き声をかけてくれた。 ○ リハビリテーション 入院した翌日29日にT主治医から「リハビリテーションを早くやりましょう。」と言われる。しかし、 実際にリハビリが始まったのは、12月3日(月)からだった。土・日が入って遅れたのだろうか? リハビリテーションはリハビリテーション科の担当である。自分の担当が決まると、作業療法士(OT)。理学療法士(PT)、言語聴覚士(ST)がそれぞれ病室に挨拶に来た。それで自分のリハビリの担当がわかった。 実際のリハビリテーションは、看護師送り迎えで1階のリハビリテーション訓練室で実施した。(12月3日(月)から12月7日(金)の退院日まで実施) ・ 理学療法士(PT)のリハビリテーションは 1階のリハビリテーション訓練室で、手・足の基本的動作能力の回復を目指して、 手・足の訓練(平行棒を使っての歩行訓練)などを実施した。 ・ 作業療法士(OT)のリハビリテーションは 1階のリハビリテーション訓練室と病室で 家庭生活への復帰を目指して、ベッドから車椅子への移動、 車椅子からベッドへの移動訓練などを実施した。 ・ 言語聴覚士(ST)のリハビリテーションは 1階のリハビリテーション訓練室で実施した。 訓練の前後に言語聴覚士(ST)との間でやるコミュニケーションも訓練の重要な役割を果たすのだろう。
○ 病室で 11月28日に入院して、4日間便通がなかったので夕食時に下剤をもらい飲んだ。すると翌朝今度は下痢になり困った。下剤を止めて解決した。また、最初のうちベッドでのしびん(溲瓶)使用もなかなか尿が出なくて困った。今度の入院でベッドでのしびんの使用がうまくなったのはプラスである。ただし、老老介護になる家では、夜だけでもは紙おむつの使用が賢明かも知れない。 病室の移動(301→305号室)で窓側のベッドに移ってからは、夜寒いので上掛け布団をもう一枚借りた。 3階病棟は、脳外科、神経内科、小児科の混合病棟である。日曜日の夜8時の面会時間が終わるとき、別れるのが嫌で子供の泣き叫ぶのが聞こえた。
済生会栗橋病院の3階の病棟に10日間入院したが看護師が一番わかりにくかった。自分の担当看護師がいるのか?いないのか?いるとすれば誰なのか?病棟の看護師の長(昔の婦長)はいるのか?いないのか?いるとすれば誰なのか?ついにわからなかった。 また、3階病棟の看護師とリハビリテーション科の連絡、コミュニケーションがあまり良くないように思う。 病院の敷地内全面禁煙は守られている。しかし、病院の近くの薬局の周囲が喫煙場所になっている。病院の駐車場が有料になってから前の薬局の駐車場に車を停めて病院に行く人が増えた。外来で薬をもらう人が駐車するスペースがない場合もある。100円の駐車料金をめぐって市民の行動が垣間見れるのがこの病院の駐車場である。 ○ 退院 12月7日ちょうど10日間で済生会栗橋病院を退院し車で約20分ほどの所にある自宅に帰った。今回の脳梗塞が、比較的軽いラクナ梗塞とはいえ、後遺症は少し不自由になり、車椅子の生活は変わらない。毎日のトイレの使用時には妻の介護が必要なのも相変わらずである。 介護保険の要介護度も昨年11月に(2)と更新されたばかりだ。幸い、ホームページやブログの更新など、趣味でパソコンを使う事は出来る。関東地方にも3月1日に春一番が吹いたようだ。 自分は相変わらず「不自由な自由人」ではあるが、まだまだ元気に生きて行こうと思う。 参考 ※ 済生会栗橋病院
※ リハビリ看護センターフロンティア |
1 脳梗塞で10日間入院-その1 ○ 体調が変だ? 2012年11月28日(水)から12月7日(金)まで済生会栗橋病院に入院した。これはその概要である。 |