・・・ 2005年 1月〜2005年 6月 ・・・
○ | 改正は障害者にとって改悪だった! | |
○ | みっちょマンの結婚 | |
○ | 中堅、ベテランへの声援も | |
○ | 大型連休と田植え | |
○ | 静かな花見もいいものだ | |
○ | 半々でいいだろ!半々で! | |
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○ 改正は障害者にとって改悪だった! 2005年6月28日(火) どんな制度も時間が経つと悪用する者があらわれる。その抜け道をふさぐために様々な工夫をして改正が実施されている。しかし、改正が利用者にとって必ずしも改善になるとは限らない。中には本末転倒する者がいて、改正の際に改善に見せかけて実際は改悪を図るようなことも稀にある。平成15年12月1日(月)から適用された「有料道路における身体障害者等割引制度」の改正も、何かそういう意図が隠されたまま実施されたように思われてならない。 実際に「有料道路における身体障害者等割引制度」を利用してみて、益々その感じを強く持った。そして、改正の際にそれほど感じなかったことが、実際に制度を利用してみると、身体障害者等に不利な内容が意外に多いことがわかってきた。 この改正は平成15年11月10日付けの日本道路公団、首都高速道路公団、 阪神高速道路公団、本州四国連絡橋公団の連名の記者発表で明らかにされ実施された。 http://www.jhnet.go.jp/syouwari/index1.html 1 改正概要 (1) 現行の割引証を廃止し、身体障害者手帳又は療育手帳のみで割引適用 (2) ETCでのノンストップ走行時の割引適用 (3) 割引措置に有効期間(2年間)を設定(更新可) 2 改正時期 (1) 身体障害者手帳又は療育手帳のみでの割引適用 … 平成15年12月1日(月)〜 (2) ETCノンストップ走行時の割引適用 … 平成16年1月20日(火)午前0時〜 この記者発表を見ただけでは、それまで「有料道路における身体障害者等割引制度」を利用するときに、身体障害者手帳又は療育手帳と割引証の両方が必要だったのが、改正により割引証がいらなくなったから、制度が改善されたと早とちりする。 しかし、この制度の運用には、「事前に身体障害者手帳又は療育手帳を管理している市町村福祉事務所等へ必要事項(氏名、住所、生年月日、手帳の番号、自動車登録番号又は車両番号、自動車の所有者、続柄等)を記入した「有料道路障害者割引申請書兼ETC利用申請書」を提出し、審査を受けてください。」という条件が付いている。 事前にこの審査を受けて、割引を受ける要件を満たしていると認められた場合に、はじめて身体障害者手帳又は療育手帳に、対象となる自動車の自動車登録番号又は車両番号、割引有効期限等が記載されるので、有料道路を利用するときに、その身体障害者手帳又は療育手帳を料金所で提示して割引の適用を受けることになる。 問題なのは次の点である。 障害者割引の対象となる自動車について、1,台数、2,車種、3,所有者等の要件が決められていて、1〜3の全ての要件を満たす必要があることである。身体障害者等が旅行先に事前に審査を受けた自動車を持って行っていない場合に、レンタカーを借りても、「有料道路における身体障害者等割引制度」は適用にならない。また、親せきの自動車や友人の自動車を借りた場合も適用にならないという。 これはおかしいと思う。この制度はそもそも身体障害者等の行動の便宜を図るために設けられたものである。JRの旅客運賃割引や航空旅客運賃割引があるのはその趣旨と思われる。 日本道路公団などが、この制度の趣旨を取り違えて、身体障害者等に着目しないで自動車にのみ着目する改正をしたのは、本末転倒としか考えられない。 ※ 参考 ・有料道路身体障害者等割引制度改正に伴う手続きのお知らせ ・日本道路公団のホームページにに【 障害者割引制度 】の情報が載っている。 |
○ みっちょマンの結婚 2005年 6月10日 (金) ○○○さん こんにちは 金さんです。 そろそろ梅雨入りでしょうか? 今日はお知らせのメールです。 昨年6月に、金さんが出演したNHKの「福祉ネットワーク」「ホームページでつなぐ絆 〜脳卒中・復帰への道〜」の番組の中で『車椅子の視線から』の掲示板(BBS)への投稿が紹介されました。 その時に『「みっちょマン」さん(30代女性 交通事故で脳出血半身マヒ)の投稿 脳外科の看護婦として働いていた私は、身体が使えずに働けない事がとても悔しいのです。婚期もこの事故で過ぎ、いまだ独身です。いつかは結婚もしたいなぁ。』と、紹介されたのが、「みっちょマン」でした。 その「みっちょマン」と金さんの甥の「敬くん」が結婚しました。 5月21日に鳥取で行われた二人の結婚式に、金さん&和さんが招待され出席しました。「お互いの家族だけでの結婚式にしよう」と決めていた二人の結婚式に、金さん&和さんが招待されたのは「敬くん」が金さんの甥だからではありません。 二人(敬くん&みっちょマン)が交際を始めるきっかけが、金さんのホームページ『車椅子の視線から』の掲示板(BBS)へのみっちょマンの投稿だったからです。 二人がまだ交際を始める前の1998年から、金さんとみっちょマンの交流は続いていました。 お互いに健康で働いていたのに、ある日突然の病気と交通事故でそれからの生活が一変しました。後遺症で重い障害が残り、共に車椅子の生活を余儀なくされたのです。 金さんのホームページ『車椅子の視線から』は、そんな状況の中から誕生しました。 敬くん&みっちょマンの結婚式は、みっちょマンが少女の頃通った幼稚園と同じ敷地内にある思い出の深い教会で行われました。教会の神父さん(ベルギー出身)はみっちょマンが幼稚園にいた頃の園長さんだそうです。 「この教会で結婚式が出来たら良いなぁ! と実は昔からの夢でもありました」とみっちょマンのメールに書いてありました。 少女の頃の夢が叶ったみっちょマンは綺麗で愛らしく幸福で輝いていました。 それだけではありません。新郎の敬くん、みっちょマンのご両親はむろんのこと、敬くんのご両親、金さん&和さんはじめ出席者がみんなで喜んだ実に感動的な結婚式でした。 鳥取旅行で、金さんは二回目の脳出血から控えていた飛行機に実に12年ぶりに乗りました。 久しぶりの飛行機と大宮駅から羽田空港までのリムジンバスでは、日本でのバリアフリーについていろいろと考えさせられることがありました。 『車椅子の視線から』「バリアフリーの旅」「2005年嬉しい鳥取の旅」に、詳しく載せましたので良かったらご覧ください。 それからもう一つ、この旅で金さん&和さんは大きな収穫がありました。 鳥取県に住んでいるご主人がくも膜下出血で倒れ入院中の、大西郁美さんと息子さん母子ともお会いできたのです。 こちらも感動的な出会いになりました。 了解をいただいてこちらもHPに載せましたので良かったらご覧ください。 金さんは、今度の鳥取旅行でまた少し自信がつきました。でも、無理はしません。 「不自由な自由人」として、自分にできることをできる範囲でやっていこうと思います。 今、金さん&和さんで次の旅行も計画しているんですよ。 それでは、○○○さんも、元気で頑張ってください。 |
○中堅、ベテランへの声援も 2005年5月8日(日) 日曜日は寒い日だった。 午後、昼寝から起きてテレビをつけると珍しく女子プロのゴルフを放映していた。 日本経済の不況が影響しているのであろうか?。 ゴルフもかってのバブル期のようには騒がれなくなった。 それに伴いテレビの放送も激減している。 車椅子でウトウトしながらゴルフ放送を見ていると、 6年連続賞金女王を狙う不動裕理が18番をボギーとし通算12アンダーの276で 大山志保に追いつかれた。 不動と大山のプレーオフである。 プレーオフは一ホールであっさり決着がついた。 その不動も今季は初優勝だという。 しかし、ツアー通算33勝目、5年連続賞金女王と言うだけあって強い女子プロを印象づけた。 大会後の優勝インタビューが実に面白かった。 「最近は10代の選手ばかりが話題になっていたが、20代の選手も頑張っています。 中堅、ベテランへの声援もお願いします」 と不動は笑顔で応えていたが、内心ではどいう思いがあったのだろう。 不動が言うとおり、最近のゴルフ界は宮里藍(あい)と横峯さくらの19歳コンビが マスコミの話題を集めている。 NHKのニュースなどでも、宮里藍と横峯さくらが出場すると二人の結果が先に放送され 優勝者のことは付け足しのように扱われている。 この日も宮里は−9で4位、横峯さくらはー5で7位だった 明日の新聞でどう報道されるかも興味深い。 |
○大型連休と田植え 2005年4月29日(金) ここ北埼玉は昨日に続いて今日も30度を超える 暑い日になりました。 まだ四月なのに真夏日とはいったいどうしたことでしょう。 今日から大型連休がはじまっていますが、 この辺の農家は田植えの真っ最中なので大忙しです。 農家といっても専業農家※が少ないので 「働き手の多い連休中に済ませてしまおう!」と 一斉に田植えをするのでしょうか? 金さんが和さんと一緒に、手で田植えをやっていた頃 (20年以上前)は、この辺の田植えの時季は五月中旬 から下旬にかけてだったような気がします。 それがこれほど早くなったのは、コシヒカリを作る農家が 増えたのと関連があるようです。 コシヒカリは台風に弱いので、台風シーズンの来る前に 稲刈りが終わるように田植えを早めたのだと思います。 田植えが年々早まって、今では大型連休中に植えるのがこの辺では普通になりました。 この辺の農家は裏作に麦を作る人が少ないので、それも一つの理由かも知れません。 金さん&和さんの家では耕作地が少ないので耕耘機や田植機、稲刈り機などの農業用の機械がありません。 高価な農業用の機械をそろえても農業の収入で償却はできないので、機械を使う仕事は委託しています。 そのため、家では田植えをやってくれる人の手が空くまで待っているので、例年田植えが少し遅れます。 ※ 専業農家 世帯員に農業以外の仕事に従事する者がなく、農業収入だけで生計をたてている農家。 ・・・「デジタル大辞泉」より引用・・・ |
○静かな花見もいいものだ 2005年4月8日(金) 良く晴れてお花見日和である。 去年見に行った権現堂桜堤の桜も満開だという。 「お花見はあまり混んでいない静かなところが好き」と和さんが言うので 今年は行田の満願寺の枝垂れ桜を見に行った。 昨年も満願寺の枝垂れ桜を見たのだが、残念なことに花の盛を過ぎてだいぶ散っていた。 今年は樹齢600年という枝垂れ桜がちょうど見頃で実に見事だった。 写真を撮りに来た中年の男性が二人三脚を建てている。 平日だからであろうか? 若い人の姿は全くない。 風の少しある境内で和さんと二人じっくりと枝垂れ桜を鑑賞した。 それにしても桜の花見は後何年できるのだろう。 ※満願寺 枝垂れ桜 行田市野 744 048-559-4963 |
○半々でいいだろ!半々で! 2005年年4月2日 (土) 少し前に金さん&和さん夫婦が2004年に建てたバリアフリーの新居を 司法書士に依頼して登記してもらった。 新居の建築にかかった費用をおおむね半々ずつ負担しているから、 登記に際して新居の持ち分を金さん&和さんで二分の一ずつにした。 ここは和さんの生まれ育ったところである。 この家は金さん&和さんが建てたが 土地はすべて和さん名義である。 何事もなく登記が終わっているのに、最近になって時々和さん冗談をいう。 「建築の際の諸準備や登記の司法書士への依頼などは全部私がやったのよ」 「支払いだって私が建て替えている分がまだあるわ」 「それなのに「半々でいいだろ!半々で!」というのは納得いかないわ」(笑い) なるほどそうかも知れない。 しかし、夫婦協力して建てた新居である。 持ち分は、半々でいいだろ!半々で!(笑い) |
○ ふるさとは遠きにありて・・・ 2005年 1月30日(日)
※ 2004年に金さんの姉の長男が、信州の故郷(信州新町)にログハウスを建てた。 |