2008年


◇ 久しぶりの銀座 8月3日(日)

長女と待ち合わせて知人の絵の個展を見に行った。
有楽町駅から待ち合わせ場所の数寄屋橋まで歩こうと改札口から一歩外に出て驚いた。
旧日劇跡に出来た有楽町マリオンは知っていたが、その手前に大きなビルが出来、ごちゃごちゃしていた路地もすっかり整備されていた。
せっかくだからと暑さにもめげず数寄屋橋界隈を散策したあと食事をし個展を見てから銀座4丁目まで歩いた。途中よく昔よく行った小さなレストラン「コクシネール」をのぞくと無くなっていて、
デンタル診療所の看板になっていた。女性に人気のお店だったのに残念。
それに各階に食べ物屋さんが入っていた「近鉄ビル」は「GUCCI」に替わっていて、その向かい側のビルも
ブランドの表示に替わっていた。
ちょうど歩行者天国と銀座浴衣まつりが行われていて浴衣をきた若い人が大勢いた。
それらを眺めながら銀座コアビルでティタイム「何だか変わらない処にくるとホッとするね」と言うと
娘も「ホント ホント どんどん変わってしまって!」と。

華やかなファッションも新しい食べ物もこの年になると特段興味は沸いてこないし、
時代遅れと言われることも気にならない。
久しぶりに都会にでて時の流れを実感するとともに、「やっぱり田舎が良いな!」と改めて思った。

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 春のお彼岸 3月20日(木)
 
今日は春の彼岸のお中日、夕べからの雨がしとしとと田んぼや畑を潤し窓から見える南高梅の淡いピンクの花も水滴を含んで心なしか重そうに見える。
天気予報を見て昨日お墓参りを済ませて正解だった。
いつもお参りするのは3カ所である。昔は代々の跡取りが入ったという屋敷内にあるお墓と、それ以外の子供たちが入ったという共同墓地にあるお墓、それに私の叔父にあたる人が昭和9年に東京の新橋で、当時としては珍しかったと思うが交通事故で亡くなったのを悼んでお地蔵様として祀っている祠の3カ所である。お花や線香や水、それに箒やゴミ袋等持参し掃除とお参りを済ませるとたっぷり1時間以上かかる。結構体力を要する行事だ。
生活様式の変化や少子化の影響でお墓に対する考え方も変わってきているようである。しかし、私は自分のルーツであるお墓は大事にしたいと思う。


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◇ 新たな決意 3月20日(木)

母の看病や夫の介護に専念したいと定年を前に公務員を辞職して5年になる。
あっという間に過ぎた5年だった。このところのテレビや新聞を見ていると国会も行政も大変だなあ!良いときに辞めたものだとつくづく思う。
母を見送り子供たちも独立してやっと時間の余裕も出てきた。健康にも恵まれ念願だった畑仕事や旅行にも好きな時に出かけられる身分となって楽しく過ごしているが、「いいのだろうか?毎日こんな事をしていて・・いいんだ、いいんだ40年も働いたのだもの・・」と自問自答している。現役を退くという寂しさと老いるという寂しさをかみしめながら・・それでも思い直して、愛猫マリリンを膝に抱えながら健康で長生きをしてやるぞ!!と決意を新たにした。

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