2008年


 春のお彼岸 3月20日
 
今日は春の彼岸のお中日、夕べからの雨がしとしとと田んぼや畑を潤し窓から見える南高梅の淡いピンクの花も水滴を含んで心なしか重そうに見える。
天気予報を見て昨日お墓参りを済ませて正解だった。
いつもお参りするのは3カ所である。昔は代々の跡取りが入ったという屋敷内にあるお墓と、それ以外の子供たちが入ったという共同墓地にあるお墓、それに私の叔父にあたる人が昭和9年に東京の新橋で、当時としては珍しかったと思うが交通事故で亡くなったのを悼んでお地蔵様として祀っている祠の3カ所である。お花や線香や水、それに箒やゴミ袋等持参し掃除とお参りを済ませるとたっぷり1時間以上かかる。結構体力を要する行事だ。
生活様式の変化や少子化の影響でお墓に対する考え方も変わってきているようである。しかし、私は自分のルーツであるお墓は大事にしたいと思う。


 〔目次に戻る



◇ 新たな決意 3月20日

母の看病や夫の介護に専念したいと定年を前に公務員を辞職して5年になる。
あっという間に過ぎた5年だった。このところのテレビや新聞を見ていると国会も行政も大変だなあ!良いときに辞めたものだとつくづく思う。
母を見送り子供たちも独立してやっと時間の余裕も出てきた。健康にも恵まれ念願だった畑仕事や旅行にも好きな時に出かけられる身分となって楽しく過ごしているが、「いいのだろうか?毎日こんな事をしていて・・いいんだ、いいんだ40年も働いたのだもの・・」と自問自答している。現役を退くという寂しさと老いるという寂しさをかみしめながら・・それでも思い直して、愛猫マリリンを膝に抱えながら健康で長生きをしてやるぞ!!と決意を新たにした。

 〔目次に戻る